外科医のメリットとしては、手術を行うことで患者さんの命を救うことができるというやりがいがあること、また、外科医は他の診療科に比べて収入が高いことが挙げられます。
そして、多くの病院で外科はあり、ニーズとしても非常に高いため、その後の転職の幅も広い。一方、デメリットとしては、手術中に予期せぬ事態が発生することもあり、その責任を負わなければならないことや、手術後の経過観察や治療も必要であるため、長時間労働になることもあるかもしれません。
外科の手術の場合には経験が非常に重要となりますので、経験や実績に合わせてどんどん年収が上がっていくということになります。急に年収が上がるというようなものではありません。
外科医になるためにはどうすればいい?
外科医になるためには、まず、大学の医学部を卒業し、医師国家試験に合格する必要があります。その後、指定の病院で研修医として、内科・外科・小児科など2年以上の臨床研修を行うことで、外科医としての診療が認められます。これはあくまでも外科医として診療ができるという意味です。
また、外科専攻医になるためには、大学の医学部を卒業し、医師国家試験に合格した後、専門研修プログラムを受ける必要があります。手術する部位によって心臓外科医・消化器外科医などと専門が分かれています。
どのような部位を専門で行っていくかでその後のキャリアの積み方は少し異なってくるかもしれません。外科医の専門性を高めるにはまず「手術の練習」が必要で、そのためのシュミレータによる鍛錬が必要で地道な努力、練習が必要となる診療科目ともいえます。